代表の想い
代表 倉田栄治の交通安全教育に対する考え
私は津で生まれ津で育ちました。高校卒業後、進学のため上京し、社会人になってからは、東京や大阪で生活しました。地元を離れて約20年経って、津に戻ってきました。津に戻ってきた理由は、多くの人にお世話になり自分を育ててくれた地元に何らかの形で恩返しをしたいと思ったからです。
地元を離れて生活していましたので、離れていた分だけそのような思いが強くなったのだと思います。また、家業が自動車教習所でしたので、交通安全ということを通じて地域の皆さまにお役立ちすることが、私の地元への恩返しの方法として最適ではないかと考えておりました。
地元に帰ってからは、毎日のように放送される交通事故のニュースを気にするようになり、テレビや新聞で接する度に、我が事のように心を痛めるとともに、自動車教習所として1件でも交通事故を減らすために何が出来るのかと考えるようになりました。
交通事故には人身事故や物損事故などがあり、どのような事故も防止するに越したことはありませんが、とりわけ人の命に関わる悲惨な死亡事故は何があっても防がなければなりません。
私は、津ドライビングスクールを卒業したドライバーには、ルール違反はもとより、交通死亡事故を起こして欲しくありません。ひいては私の地元である津市の交通死亡事故をゼロにしたいと考えています。
このような考えから、津ドライビングスクールでは、従来の教習カリキュラムを踏襲した上で、実際に発生した人身事故や死亡事故の原因や特徴を踏まえた教習を実施しており、「事故を起こさないドライバーの育成」に取り組んでいます。
おかげさまで、平成24年度には、県内の指定自動車教習所を卒業した初心運転者(免許取得1年未満)による事故者率が最も低い自動車教習所に選ばれました。津ドライビングスクールは、最も低い事故者率の達成は言うに及ばず、事故者率ゼロを目指した取り組みを続けてまいります。
現在の法制度では、交通ルールや運転方法を習得する機会は、免許取得時に限られ、一生に一度と言っても過言ではありません。
この一生に一度の機会に楽しい教習を求めるのも大切かもしれませんが、車を運転することは自分はもとより他人の命に関わる可能性があります。また、免許取得時にどのような教育を受けるかによって、その後の何十年にもわたる運転態度や意識にも影響するでしょう。
このことは教習所を卒業したご父兄の皆さんなら、今でも当時の指導員から何を言われたか覚えていらっしゃると思いますので、ご理解いただけると思います。
津ドライビングスクールでは、このような交通事故の加害者になりやすいドライバーへの教育のみならず、被害者になりやすい子どもやお年寄りなどの交通弱者への教育も重要であると考えております。つまり、「事故を起こさないドライバーの育成」とともに、「子どもの命を守る学校」として、地域社会へのお役立ちをしたいと考えております。
具体的には、幼稚園や小学校では、自動車の危険性や基本的な交通ルールを学んでもらうための機会を提供し、中学校や高校では、自転車の安全な運転方法や道路交通法に関する知識を習得してもらいたいと思います。このような幼少期から免許取得年齢までの一貫した交通安全教育がその後の安全なドライバーの育成に寄与するものと信じております。皆さまが交通事故の不安を抱くことなく安心して津のまちを運転したり、行動できるように、津ドライビングスクールは取り組んでまいります。
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