1 転倒しやすい場面や原因について
⑴ 急制動
- 速度の作り方が最大の要因
- 脇見によるブレーキの遅れ(メーターの見すぎ)
- 順番待ちによる直線距離が短い場合の速度調節
⑵ S及びクランク
2 他社の方法
- A、B社 … 項目によらずマンツーマン教習を実施
- C社 … 教習進度によりグループ分けし、それに基づき複数教習を実施
- D社 … 特にないが、大型二輪についてはABS付の教習を購入予定
- E,F、G社 … 特になし
3 防止策
⑴ 指導員の目の届く時のみ、急制動を実施する。
⑵ 急制動を実施する時間は、その時間において初めて実施する場合にはあえて基準のラインを超え実施する 1回目は3本目ラインを超えた地点、2回目は2本目と3本目の間の地点 3回目は基準のラインまでに停止する。
⑶ アクセルを完全にもどす場所(路端発進の支柱3本目(5番交差点から))を設定し、その場所を超えてアクセルを回さない。
⑷ 速度調節を指導する場合の並走では、速度調節のみの指導を強調し、3本目のラインを必ず超えて停止する。
⑸ 急制動を初めて行う教習時間は、マンツーマンで行う。(教習課長から稟議書を提出する)
⑹ 運転姿勢(ニーグリップ、肘、膝など)の指導を強化する。(速度とブレーキのかけ方のみの指導になっている)
⑺ 急制動の待機場所を7番交差点を右折する地点に変更し、できる限り直線距離を作る。
⑻ 転倒させないことが最も重要であるのでプレッシャーを与えるような方法はしない。
悪い例:速度が出ていないので、40㌔を出して基準の位置までに止まりましょう。
良い例:速度が少し遅い(速い)ので私が並走して速度調節を指導します。転倒防止のため今回の停止位置は3本目のラインもあえて超えてしまいましょう。あくまでも速度調節の練習です。
⑼ 転倒があった場合は必ず報告すること。(急を要する場合、直ちに報告 立ちごけなどの怪我がない場合には教習終了後に報告)
⑽ 急制動指導時の指導員の指導位置は、基準ラインの後方とする。
⑾ 技能教習全般において、所期の速度に達するよう指導すること。