令和4年6月30日の普通免許の路上教習において、『仮免許練習中』を無表示で実施してしまった。再発防止策と注意喚起のため、法定職員及びフロントスタッフに対し研修会を開催した。
1 確認による防止策
⑴ 指差及び呼称確認
事案発生後からすでに実施している策であるが、これを継続的に行うこと。全責任を指導員が負う覚悟であるのは言うまでもないが、ひとたび事案が発生した場合、運転者(お客さま)自身も責任を問われることになる。このことも必ずお客さまに伝達し、より真剣味のある指差及び呼称確認をお客さまと共に実践すること。
⑵ 路上教習前の灯火類の確認
お客さまが運転席から操作し、指導員は車外から各種灯火類を点検する。この時、灯火類の点検を実施しながら、『仮免許練習中』のプレートを今一度目視により確認する。
2 プレート表示による防止策
⑴ 『違反車両』
プレートのステーに『違反車両』というステッカーを貼り付け、無表示ということを際立たせることにより防止する。
⑵ 『講習中』(緑色) 『二種 練習中』(赤色)
企業講習、初心者講習などの講習時は『講習中』、二種の教習時には『二種練習中』のプレートを使用する。
3 教習車修理後、納車時に対する防止策
⑴ 目視によるチェック
・納車時に修理業者様と当社のスタッフが車まで移動し、前後のプレートを目視により確認する。
・チェック表に記載し、押印する。
⑵ キーホルダー
・『納車時には必ずプレートを戻し当社社員とご確認ください』と記載したキーホルダーを作成し、修理業者様に対し目立つようにする。
4 その他の不適正事案の防止策について
⑴ 仮免許証不携帯、車種間違い、他車種における資格適否などは、指導員として正しく確認を行うことは至極当然である。その責任の重さを改めて理解し従事すること。そのうえでお客さまに対しての説明も確実に行う。
⑵ 定期的に朝礼時、副管理者が注意喚起する。
⑶ 路上教習のある教習車には『仮免許注意』、『仮免プレート』のステッカーをダッシュボードに貼付する。